石鹸製品やインスタントラーメン、化粧品、スナック菓子のほぼ100%に使用されている「パームオイル」。
植物油脂、グリセリン、ベジタブルオイル
などといった表記がされていることがほとんどなのですが、
これらは安価であるという理由でパームオイルが使用されています。
このパームオイルですが、採取のために熱帯雨林を破壊し、
多くの野生動物を絶滅の危機に追いやっていることが世界的問題になっているのですが、
それにも関わらず、日本では全く意識が向けられていないのが現状です。
悲しいことに、動物実験をしていない&環境にやさしい、等をうたっているナチュラル・無添加の会社の石鹸製品のほぼ100%に使用されており、日本において環境や動物に100%配慮した製品はほぼ皆無という状態。
さて、先日、ミヨシ石鹸さんにパームオイルについて質問したところ
以下のようにお返事を頂きましたのでシェアさせて頂きます。
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弊社の“せっけん”商品で原料由来は
基本的に、
・固形石けん:牛脂、パーム油、パーム核油など
・液体せっけん:パーム油、パーム核油、ナタネ油など
・粉せっけん:牛脂、ナタネ油、パーム油、大豆油などになり、
商品の特性に合わせ選定しています。
基本的に、主成分がせっけんの商品は、原料由来としてパーム油あるいは
パーム核油を使用しています。唯一使用していない商品は
「無添加泡の洗顔せっけん素材こだわり」で、その原料由来は、
ココナッツ油、マカデミアナッツ油からなります。
確かに、パーム油のためのアブラヤシプランテーション開発により
熱帯林破壊が問題視されております。
残念ながら、わが国では、この問題に対する
一般市民の認知は極めて低く、またパーム油由来原料を利用する産業界においても
具体的な対応を勧めている企業はごく一部しかありません。
ミヨシ石鹸は、環境破壊を考慮した、世界自然保護基金WWF関連の
「継続可能なパーム油(RSPO)」について、現在、検討していることも
お伝えいたします。
http://www.wwf.or.jp/activities/resource/cat1305/rsportrs/
~転載終わり~
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環境保護団体WWFをはじめ多くのエシカル企業で見かける
【持続可能なパームオイルを使用しています】の表記。
私はこれにすごく違和感を感じています。
持続可能ということは、ある程度の命の犠牲は認めた上で、
種の絶滅にまで関わらなければいい、ということでしょう。
野生動物たちは森林がなければ80%が命を失ってしまいます。
人に加護されているペットとは違うのです。
森林は野生動物にとっては命そのもの。
しっかりとその意識をもって、消費を改めたいものです。
また最近、活動家の先輩からこんな署名も教えて頂きました。
⇒DEMAND JUSTICE FOR ORANGUTAN SHOT 40 TIMES AND ACTION AGAINST MAKIN GROUP
パームオイルプランテーションのためにオランウータンが住処を奪われただけでなく、
食べるものもなく寝る場所もなく、そこに戻って来たオランウータン、
いたいけな彼女の手足を粉々に打ち砕き、更に、40発の弾丸を撃ち込む酷い仕打ちをしたとのこと。
彼女はたまたまレスキューされましたが、手厚いケアの甲斐なく、
痛みと苦しみにのたうち回りながら、天に召されました。
こんな話はインドネシア中にゴロゴロしているのだそうです。
あまりにも悲しい現実・・
私たちのお菓子や洗濯、ラーメンや化粧品などは嗜好品の部類であり、
決して生きるために欠かせないものではありません。
私たちの消費がこれらを生み出していることに、
私たちは重い責任を感じ、個人で改善していくべきでしょう。
私は環境保護のために食器類はお湯で洗い、
(植物性の食事なのでお湯でほとんど落ちます。
落ち切れないときにだけ重層を水に溶いて洗っています)
お洗濯はソープナッツといって木の実で洗っていますが、
今日、食器洗いに使えるステキな商品を先輩からご紹介頂いたのでこちらでシェアします。
これで、全身も洗えるそうです☆
先輩はまず新品の時に顔を洗い、10日位で繊維が硬くなってくるので、身体用にして、
更に硬くなったら、食器洗いにして、最後はお雑巾にしているのだそうです。
(早苗さん、ステキな情報をいつもありがとうございます♡)
湯シャンにもいいそうです♪
私もさっそく購入したので、
届いたらまたレポしますね。(*^-^*)