サッカーの世界のスター選手らが、人種差別に反対する意思表示としてバナナを手にした画像を次々とインターネット上に掲載して大きな波を呼んでいます。
事の発端は、4月27日のスペインリーグ、ビリャレアル―バルセロナ戦。
CKの際にバルセロナのDF、ダニエウ・アウベス選手に向けて観客からバナナが投げ込まれました。
観客によるバナナの投げ入れは、黒人選手などを猿扱いする差別行為。アウベス選手の悔しい気持ちは計り知れないほどのものです。
しかしこれに対し、瞬時にユーモアで切り返したアウベス選手の対応が素晴らしいと世界中で話題になっています。
そのときのアウベス選手の動画がこちら。
バルセロナのダニエウ・アウベス選手にバナナを投げ込んだ観客に対し、同国では「基本的人権の侵害」だとして厳しく対処しています。
本拠地ゲームを開催したビジャレアルは、バナナを投げた人物に永久入場禁止処分を科しました。
これとは別に、スペイン警察は「基本的人権の侵害」として逮捕。
有罪となれば、禁錮3年の可能性があるといいます。
世界には人種差別やヘイトスピーチ(憎悪表現)を禁じる法制度が数多くあります。
懲役刑は、フランス1年、スイス3年、ドイツ5年、英国7年、セルビア10年など(それぞれ最大)。
多くの場合、宗教や性別による差別も禁じています。国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は「われわれは団結し、全ての差別とたたかわなければならない」と表明。ブラジルのルセフ大統領は「アウベスはスポーツ界の人種差別に対し、大胆かつ力強い反応を示した」と賛同しました。
引用元:サッカー試合でバナナ投げ入れ/「人種差別」批判広がる
このような差別行為は今回のアウベス選手に限らず、過去に多くの黒人選手が同様の侮辱を受けています。
侮辱された悔しさから、本人が涙を浮かべ試合を放棄する場面もあるようです。
このアウベス選手の切り替えしをきっかけに、世界中のスター選手がバナナを手にした画像を掲載し、差別反対の意思表示をしています
当ブログでは、一日も早く地球上から、人を肌の色で差別したり、動物たちを大きさや種類で差別する行為がなくなるよう願っています。