先日ご紹介した、サッカーの試合中にバナナを投げられるという人種差別行為に、ユーモアで切り返したダニエウ・アウヴェス選手ですが、
なんとその後、バナナを投げて観戦禁止処分を受けたスペイン人ファン男性に対し、情状酌量を求めていることが明らかになりました!!
前回の記事はこちら♪
[★]世界中に広がるバナナの輪♪試合中に人種差別に毅然と対応したダニエル・アウベス選手に、世界中から称賛の声! | LOKAHI+
ブラジルのテレビ局グロボ(Globo)に対しアルヴェスは、「罰はあるべきだ。だが、悪を持って悪を制すことの正当性は信じない」とコメントした。
バルセロナとの一戦でバナナを投げたファンに対し、ビジャレアルは永久観戦禁止の処分を与えたが、これに対しアルヴェスは、「人は学ばなければならない。こういった形はいけない」と語った。
CKを蹴る前、皮をむいてバナナを口にする冷静な対応ぶりで称賛されたアルヴェスは、「許す者は強いんだ」と続けた。
またアルヴェスは、バナナを投げた26歳のダビド・カンパージョ(David Campayo)が懲役刑を科されて生活を失ってしまえば、悲しいものだと述べた。
「彼にも家族がある。家族を支えなければならないんだ」
記事引用元:アルヴェス、バナナ投げた男の情状酌量求める 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
本当に、優しくて強い心の持ち主ですね。
戦争ってね、なんであるのかって、生まれた憎しみや恨み、怒りが連鎖し続けているからなんですよね。
「怒らないによって怒りにうち勝て。
善いことによって悪いことにうち勝て。
わかち合うことによって物惜しみにうち勝て。
真実によって虚言の人にうち勝て。」
怒らないこと―役立つ初期仏教法話
アルボムッレ スマナサーラ (著)
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これはブッダの言葉ですが、
「怒らないことによって怒りにうち勝て。」
これってすごく深い言葉だと思いませんか?
怒りをそのまま返すと、相手も同じ温度で返してくる。
ピンポン玉を壁に思いっきり強く投げたら同じように跳ね返ってくるのと同じですね。
「負の連鎖」は自分で断ち切らなければ、自分もそのループに陥って、ずっとずっと苦しむことになってしまいます。
その断ち切る方法というのが、彼のように「ユーモア」で切り返したり、「愛」でもって返すこと。
怒りをぐっとこらえて、自分の中でポジティブなエネルギーに変えるんですね。
私もこれができるようになったのはほんの最近なんですが、本当に自分が楽になりましたし、冷静を保てるようになりました。
以前は同じとまではいかないまでも、相手になにかしら返そうとしたり、そうして無限ループに陥って必要以上に自分を苦しめてしまっていたから。
やっぱり自分のいやだなぁと思うことをされるっていうのは悔しくなったり悲しくはなりますけど、それで相手に同じ温度で返していたら同じ土俵に立つことになってしまいますし、
場合によっては、関係のない周囲の人間にまで引火したり相手がよけいに面白がってしまいますから。
相手をひとつ上の視点から見るのが大事ですね♪
きっとアウベス選手を侮辱した彼は、とっても自分の行為を恥ずかしく思ったでしょうし、二度と人を侮辱することはしないんじゃないでしょうか。
とっても 素敵なアウベス選手、これからもその強い心でがんばってほしいですね♪