Pawel Kuczynski(パウル・クチンスキ)
彼の作品を一度は見たことのある人は多いかもしれません。
ポーランドの風刺画家の彼は、
主に貧困、戦争、環境問題、差別、政治などの社会問題に対し やわらかい画風で鋭く批判するという独自のスタイルで世界中に根強いファンがいることでも有名です。
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あなたは、これらの作品を見て何を感じますか?
貧困
本物の汽車をひき労働させられる子どもと、おもちゃの汽車をひく子ども
プール
同じプールも使い方が違う
戦争ビジネス
(ドルを叩けば兵器が出る)
政治演説
(政治家の演説は汚水と同じ)
ネット弁慶
(ふだんは気弱で内気な人も、インターネット上では別人格、強気になる)
パパラッチ
(本来まったく騒ぐほどのことではない当たり前のことを大げさに騒ぎ立てるマスコミ)
個人情報
(FacebookなどのSNSは全世界、まったく見知らぬ人に筒抜け。そこから実際の生活や居場所まで特定されることもある危険性を秘めている)
時は金なり
一分一秒ごとに死に近づいているということ。
毎日を後悔のないように一生懸命生きたいですね。
種差別
猫や犬はペットとして愛され、 牛や鶏、羊は家畜として殺される
ペット化
近くの砂場より遠くの猫砂でなければ用を足せない猫。
(自然の姿からかけ離れていくペット)
食べるという行為
あなたが毎日食べて排泄する行為、その命の裏にも、多くの命や悲しみが関わっているということ。
肉食
肉片になりパック売りされることでその重みを感じなくなっている人は多いですね。
頭のついたまま出されたら、お肉を食べられなくなる人は多いのでは?
ハンバーガーの中身
これはモンサントでしょうか、それとも農薬、添加物でしょうか。
不自然な薬品まみれの化学産業の産物になりつつある、現代人の食事。
環境問題
農薬などの使用によって地球環境は汚染され続けています。
本来地球環境の問題は自分自身の問題として真剣に取り組むべき問題なのですが、
「自分さえよければ」
という人々の心理をうまく表現しています。
動物実験
舟に乗って自分でできること(=不必要なこと)を、動物を使って実験しています。
(ビーグル犬は動物実験でもよく使用される動物です)
遺伝子組み換え食品、農薬、添加物、化粧品など、様々な分野において動物実験はいまだ行われていますが
そもそも不健康になるものの開発のために命を犠牲にする必要性はあるのでしょうか。
ナチュラルなものを選択して生きていれば、必要のないことですね。
集客
釣ろうと思って釣るよりも、どうすれば自分から釣られにくるか、
つまり、自分にはどんな価値・サービスを与えられるかを考えることがビジネス成功の鍵。
2013年度の売上は14.6億ドルとも言われるフェイスブックは、まさにこうした価値を世の中に提供することで、大企業に成長しました。
◆おすすめ社会風刺書籍
※注) ご紹介した作品については様々な捉え方があると思いますので、解説はあくまで管理人の主観であることを付け加えておきます。