動物のこと

【ついに完成!】【動画あり】紀里谷監督の毛皮反対映像作品!

今年5月にクラウドファウンディングサイト、Makuakeにて制作予算を募り制作されていた、紀里谷和明監督の毛皮反対プロジェクトの映像がついに完成しました!

思わずはっと息をのむような、神秘的で美しい映像。

裸の女性と動物とが美しく重なり合い、動物たちが毛皮を剥がされる苦痛を、女性が同じように感じている。

苦痛に顔をゆがめる女性の姿に、思わず自分のことのように痛みを感じてしまう方も多いのではないでしょうか。

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残酷な映像は全面的に出さずに、動物たちの傷みを人で表すことによって
どんな方が見ても感情移入してしまう素晴らしい作品になっています。

 

紀里谷監督は、今年2014年5月にクラウドファンディングサイト「Makuake(運営:サイバーエージェント・クラウドファンディング)で同作品の制作予算を募り、個人の支援者148人から集まった182万5020円で今回の作品制作に至りました。

作品内では

・犬や猫、キツネ、たぬき、あらいぐま、うさぎ、ミンク、リンクス、カンガルー、イタチ、スカンク、カンガルー、アザラシ、チンチラ、ヤギ、羊、リス、ビーバー、コヨーテ、アナグマなど数多くの動物たちがファッションのために毛皮を剥がされていること

・2012年には毛皮の売り上げが過去最多になった。

・犠牲になる数は年間7500万頭。(ウサギはあまりにも大量に殺されているため信頼できるデータがないため数に含まれていない。)年間10億匹を超えるという説もある。

・不衛生で狭い場所で飼育される動物たちは、ストレスから異常行動を行う。(同じところをぐるぐる回る、共食いなど)

・殺され方は、毒殺、薬殺、ガス殺、棍棒による撲殺、窒息死、首の骨を折る、電気ショック、生きたまま皮を剥ぐ、など。

・コートだけでなく、帽子、上着の襟(えり)、そで、裏地、手袋、かばん、財布、ブーツ、動物のおもちゃなど多岐に渡る。

といったあらゆる毛皮に関する倫理的な問題点が織り込まれています。

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毛皮といえばコートのイメージしかなかった方も多いのではないでしょうか。実は毛皮製品は私たちの生活の身近なところにたくさん使用されています。

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海外では芸能人の中でも倫理的な理由から毛皮製品に反対する方はとても多いのですが、
日本ではいまだ、公に毛皮製品にNO!を言える芸能人や一般人は少ないよう。

こうした、日本人のよく言えば「協調性がある」、悪く言えば「自己主張できない」性質に起因し、日本で特に新しいものが生まれづらいという風潮に関して、
紀里谷監督は滝川クリステルさんとの対談で以下のように語っています。

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滝川:誰もが求めているのに、なぜ新しいものが生まれづらい環境になっているのでしょう。

紀里谷:僕は自主規制だと感じています。

滝川:自主規制?

紀里谷:そうです。出る杭は打たれると勝手に信じている。

僕たちはよく、出る杭を打つヤツがいるがごとく「出る杭は打たれる」と言うけれど、実際はそうでもないと思う。

僕の感覚では90%は自主規制ですよ。

新しい何かをやろうとすると排除されると自分で思い込んでいたり、

「お前、そんなことをすると叩かれるぞ」と身近な誰かに言われたり。

また、足の引っ張り合いもある気がします。

隣の奴がうまく行っていることを妬む奴からのね。

そういうことって悪循環を生んで、ゾンビみたいに広がっていきますから。

全文を読む:スペシャル対談 紀里谷和明×滝川クリステル│滝川クリステル いま、一番気になる仕事|連載|WEB GOETHE

 

大多数と違う意見を主張すると叩かれるのではないか、という恐怖心をもつ人はとても多いと思いますが、

紀里谷監督は海外での生活も長かったせいか、こうした日本人らしさをいい意味で持たない、そして大多数の概念に縛られない柔軟で素直な感性を持った方なのだなと、作品や発言を通して感じます。

 

 

◆紀里谷監督の小説

◆映画作品

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サン=テグジュペリの名著、「星の王子さま」の中で王子さまはこう言いました。

「大切なことは目にみえない」

人間の真の美しさは、苦しみや血にまみれた毛皮を身につけ外見を着飾ることでなく、こうした、「思いやり」「想像力」「慈悲」といった、目に見えない心の豊かさや優しさを身につけることにあるのではないでしょうか。

 

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