「布ナプキン」とは、布でできた洗って使えるナプキン（月経布）。生理中の紙ナプキンからくるかぶれや、生理痛・冷え性などの悩みを緩和してくれる体に優しいナプキンです。
生理中だけでなく、おりものや尿モレが気になる方、妊活中や産後の方にもお使いいただけるので、一度揃えておくと長く愛用でき、とっても経済的なんです。
紙ナプキンと同じような形や使い方をする一体型と呼ばれるものや、ホルダーに吸収体の布をセットして使うものなど、様々な種類があります。たくさんの色・柄があるのも布ナプキンならではの特徴です。
布ナプキンで得られる効果
1.ムレ・かぶれ・かゆみの緩和
ムレの原因となる防水加工で比較すると、紙ナプキンは「湿気も水も逃がさないビニール素材」を防水加工に採用。
布ナプキンは「湿気は逃すのに水は逃さない透湿防水布」を採用しているので、同じ水を通さない素材でも、布ナプキンの方がムレにくく、かぶれにくい快適な作りになっています。
2.生理痛・排卵痛が緩和される
生理痛は、生理活性物質の子宮の筋肉を収縮させる作用によって起こります。
子宮が剥がれ落ちた内膜の組織や月経血を異物として認識し、押し出そうとすることにより筋肉が収縮します。
毒や異物が多いほど収縮活動が増え、痛みが増す原因になり得ます。
紙ナプキンに含まれる石油素材やダイオキシンが生理痛や不妊を引き起こす原因の1つだという考えがあるように、毒素を吸収しないことが生理痛緩和につながります。
3.生理のニオイが気にならない
生理中のニオイを気にする女性は約9割と言いますが、実は本来「経血は無臭」なんです。
ニオイの主な原因は2つあり、1つはムレによる雑菌の繁殖。もう1つは、紙ナプキンに含まれる化学物質の石油原料と高分子吸収剤が経血と触れることで発生しています。
布ナプキンは通気性が良いのでムレを軽減し、化学物質を使用せず、天然素材のみ使用することでニオイの発生を抑えます。
4.ゴミが減ってエコ＆節約
布ナプキンならゴミが出ないので、ゴミ捨ての手間やゴミ袋を買う手間がはぶけます。
使用済をためておくこともないので、気になるニオイも発生しません。
さらに、繰り返し使えるので節約可能。
紙ナプキンを1日平均5枚使う人であれば、布ナプキンに替えると5年間で17,000円も節約可能です。
5.冷え性緩和やダイエット効果
布ナプキンは、洋服の重ね着と同じ効果を発揮します。
子宮を包み込んで体を温め、冷えが改善することで基礎代謝が上がります。
結果的にダイエット効果にもつながり、痩せやすい体を作ることができます。
反対に、紙ナプキンの多くは「熱冷ましシート」にも使われる、水分を含むとジェリー状になる高分子吸収体ポリマーを吸収体として使用しています。
経血を吸収したナプキンによって子宮が冷え、生理痛・子宮の病気・不妊症・太りやすい体をつくる原因になり得ます。
6．体調管理・妊活に
おりものの量・経血量・色の変化は体からの合図になります。洗濯時の布ナプキンの確認は、
妊活中や妊娠中の体調管理にすごく有効的です。
布ナプキンの選び方
ナプキンはお肌と粘膜に直接触れるものなので、できればオーガニックコットンのものを選ぶといいでしょう。
オーガニックコットン製品には無地や茶色のものも多いですが、気分も前向きにしたいなら、ランジェリーを選ぶ感覚で可愛い布ナプキンを選んであげると、毎月の憂鬱な月経も楽しみになってしまいます。
オーガニック布ナプキンの通販サイト【nunonaの布ナプキン】
には、オーガニックコットンを使用した可愛いデザインの布ナプキンが豊富に揃えられています 🙂
こちらは、nunonaの布ナプキンの防水テストの動画。濡れてもまったく漏れず裏側にも染みていないので下着を汚す心配もありません 🙂
布ナプキンの洗い方
洗う時は、使用済みナプキンをぬるま湯で軽くもみ洗いします。
ごしごし洗いは生地が傷みやすくなるのでNG。
経血を中から押し出すように洗います。
あつ程度汚れが落ちたらフタつきのバケツにぬるま湯を張り、アルカリウォッシュを大さじ１程度溶いてつけ置きしておきます。
（この時点でほとんどの汚れは落ちてしまいます 🙂 ）
洗う時には４０度以下のぬるま湯を使用しましょう。血液は温度が高すぎると固まってしまいます。
浸け置き水は、水1.5Lに対してアルカリウォッシュ大さじ1杯程度。多すぎると色落ちの原因になるので適度に入れましょう。
目安として、３時間から半日くらいつけ置きしましょう。
まとめてつけ置きしてお風呂に入った時にまとめて洗うとほとんど手間もかかりません。
干すときは、殺菌効果もある天日干しがオススメです。
めんどくさそう、と思って嫌煙していた方も、やってみると意外と簡単な布ナプキン生活。
布ナプキンに変えるだけでこんなにも嬉しい効果があるなんて驚きですよね♥まずはおうちの中でだけでも始めてみてはいかがでしょうか 🙂
