先日ご紹介した滝川クリステルさんの財団、クリステル・ヴィ・アンサンブルと、オーガニックコットンメーカーのorgabitsさんとが、新たに共同プロジェクトを開始することを発表しました!
この共同プロジェクトは、財団クリステル・ヴィ・アンサンブルが推進する「Project Zero」(2020 年を目標に、日本における犬猫の殺処分ゼロ、放棄ゼロ、虐待行為ゼロを目指す活動)
もしくは「Project Red」(絶滅の危機に瀕した野生動物を救い、生態系を守ることをミッションに活動) に賛同するアパレルブランドを募集し、
各ブランドがプロジェクトオリジナル商品をつくり販売。
その商品の売上げの一部を一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルに寄付するというもの。
オーガニックコットンの普及は環境問題の改善、しいては生態系を守ることにも繋がりますし、
クリスタル・ヴィ・アンサンブルの掲げる生物多様性を守るというミッションにもリンクしたものですよね。
滝川クリステル、動物保護財団『クリステル・ヴィ・アンサンブル』を設立。動物愛護にかける熱い想いとは。 | LOKAHI+
通常のコットンの生産には殺虫剤、農薬が使用され、土壌汚染、環境汚染といった環境問題につながっています。
orgabitsは、オーガニックコットンを普及させ有機農法の土地を広げることで、これら環境問題を改善していこうというもの。
その名の通り、organicをbit(少し)、100%のオーガニックにこだわらず10%をより多くの企業に、という取り入れやすい提案方法で、日本で最も多くのアパレルブランドが参加するプロジェクトです。
農薬や化学肥料の生産段階では、たくさんのCO2が排出されています。
従来の農法をオーガニック農法に切り替えると、CO2の排出量を大幅に削減できます。
FAO(国連食料農業機関)のデータによると、もし世界中の綿花畑の10%をオーガニックに転換すれば、年間207万トンものCO2削減につながるのだそう。
化学肥料を一切使うことなく、機械による農薬散布も行わないオーガニック農法なら、
これらのエネルギーの削減につながります。
また、オーガニック農法によって土中で生きる微生物が増えて、
結果としてCO2の吸収力もアップします。
世界中の半数以上のコットン生産者が合成化学物質の健康被害に苦しんでいることも、決して他人事ではありませんよね。
orgabits
物々交換の時代と違い、便利にお金で何でも買えるようになった反面、そうした私たちの行為がどういった産業に繋がっているのかが全く見えなくなってしまいました。
しかし昨今、コットン生産者の健康、地球環境、同じ地球に住む動物たちへの思いやり、そういった倫理観をもつ企業が年々増えていっているように感じます。
私たちも普段から、自分の消費がどういった産業を後押しすることになるのか、意識していきたいですね。