ついにファストファッションもファーフリーの時代!
以前より「2015年までに毛皮製品ゼロを目指します」と宣言していたearth music&ecology(アースミュージックアンドエコロジー)の2014年Winter TVCMが、ファーフリーを思わせる内容として話題になっています!
earth music&ecology アースミュージック&エコロジー
女子のナチュラルなかわいさを引き出してくれるカジュアルレディースブランド、earth music&ecologyは値段もお手頃なものが多く、若い世代を中心にファンも多い。
10年間で22倍の連結売り上げ1000億円を達成し、快進撃を続けるクロスカンパニー。
アース ミュージック&エコロジー(earth music&ecology)のブランドを手掛ける同社は、「半歩先」を行く先見性が持ち味。
そんなearth music&ecologyの2014年の新CMが、動物に配慮した姿勢を思わせる素敵な作りになっています。
◆話題のCMがこちら♪
「つか、これ動物の毛?」
「動物じゃないし」あした、なに着て生きていく?
アースのエコファーモッズコート
「動物の毛?」と聞かれたイメージキャラクターの宮崎あおいちゃんが「動物じゃないし」と言っているシーン。
どんどんブランド名の「ecology」らしい製品づくりになっていっているという感じですね♪
去年も森林伐採のシーンを盛り込んだ、環境保護を思わせる記憶に残る印象的なCMでしたが、
「エコロジーというネーミングのブランドなのにファーを使うの?」という消費者からの声も多くあがっていました。
(◆昨年のWinter TVCMはこちら)
また、去年はツイッターにて、クロスカンパニー創業者の石川康晴氏と消費者との間で以下のようなやりとりがされていました。
@shimamoyou 現在、フェイクファーを増やしております。ご意見ありがとうございます。 将来、ゼロを目指しております。
— 石川康晴 (@yass_ishikawa) 2013, 12月 12
@lovepeaceyoutoo 2012年30型、2013年15型、 2014年5型、2015年ゼロ。 earthはリアルファゼロを 目指します。ヨーロッパに素晴らしい エコファー(フェイクファー)があり、 デザインとエコロジーを追求します。 ありがとうございます。 — 石川康晴 (@yass_ishikawa) 2013, 12月 13
さらに、当初の予定では2015年を目標にファー製品廃止とのことだったのですが、予定を早めなんと今季からノーファー、さらにはリアルレザーまでも廃止とのこと!
@lovepeaceyoutoo earthは当初、予定を早め リアルレザー、リアルファーを ゼロに致しました。ご意見、 感謝しております。 ありがとうございます。 これからも応援をお願いします。
— 石川康晴 (@yass_ishikawa) 2014, 10月 15
@lovepeaceyoutoo CMでエコファーを広く 呼びかける事でアパレル業界全体を 変える流れをearthから創り出したい と考えてエコファーモッズコートを デザインしました。ご意見ありがとうございました。 — 石川康晴 (@yass_ishikawa) 2014, 10月 15
まさに時代の先をいく経営者らしい発言ですね♪
◆毛皮(ファー)製品に嫌悪感を示す芸能人も多い
今日、デパートで洋服買おうかなって行ったけど。やっぱり毛皮多いな、、。動物虐待のドキュメンタリー見てからは、もう死骸にしか見えなくなってしまった。デパートが死骸広場なんて、、。私はもういいわ。リアルファー反対!
— 松田美由紀 (@MATSUDA_MIYUKI) 2013, 1月 7
女優、杉本彩さんは日本人初の毛皮製品反対のポスターにも出演。(実は私TORAJI(@LOKAHI_plus)がファー製品のことを知ったのも杉本彩さんのこのポスターがきっかけでした。)
「毛皮製品は時代遅れ」
時代を先読みして躍進し続けてきたクロスカンパニーが毛皮(ファー)製品ゼロを目指しているのも当然のことで、
海外ではファー製品をつけているだけで「モラルのない人」「成金」「常識がない」などといったマイナスのイメージを受けることも。
ファッション界をリードしているアメリカのウエストハリウッドでは2012年に毛皮製品を街で販売することが禁止になるほど、時代はファーフリーへと移行しています。
不況下においても毎年順調に売上を上げ続けている、日本を代表するアパレルブランドUNIQLO(ユニクロ)も、当然毛皮製品はもとより、残酷なミュールジングを経て生産されたウール製品も扱っていません。
環境保護・動物愛護先進国のヨーロッパでは【エコファー】といって本物と変わりない品質のよいフェイクファー製品が多くありますが、
日本でもその残酷さから年々毛皮製品に不快感を示す消費者から意見や不買行動が相次いでおり、毛皮製品を置いてある店には行きたくない、という消費者も多いのだとか。
ファッション業界も飽和状態の日本において生き残りをかけるには、クロスカンパニーのようにエシカルな姿勢も持ち合わせることが必要になってくるのではないでしょうか。
他のアパレルブランドも続いてほしいですね☆