旅行に行くと必ず忘れ物をしてしまうおっちょこちょいな私TORAJI。
泊めてもらった従姉妹の家に忘れ物をしてしまい、
従姉妹が『もう読まないから』、と忘れ物と一緒に送ってくれた
「生き方楽々 ホ・オポノポノ」という本。
きっと数ヶ月、数年前の私なら数ページで閉じただろうな、と思う内容。
むしろ苦手な部類だった。
不思議と今の私にはすっと入ってきた。
本の面白いところは、読むべきベストなタイミングがある、ということ。
一年前にピンとこなかった本が今になって人生や生き方を変える出会いにもなり得るし、繰り返し読むことで、その時々で心に響く箇所が違ったりする。
自分がいい!と思った本をいろんな人に勧めてみても、それがその人の読むべき時期でなければどんな良書も良書足りえないし、実際私もお気に入りの本をまわりにプレゼントしていた時があったけれど、やはり「その時期」にきている人とそうでない人とでは反応がまったく真逆のものだったりする。
そういう意味では、自分で本を選んでいるつもりでも、実は本に選ばれているのかもしれないと思う。
私とこの本との出会いも、ベストな時期だったということかな。
ホ・オポノポノとは、イハレアカラ・ヒューレン博士が伝承しているハワイのスピリチュアルの方法で、
自分自身に
「ありがとう」
「ごめんなさい」
「許してください」
「愛しています」
と言うだけで潜在意識にある負の記憶を浄化するというもの。
地球上で起きている様々な行為に心が潰れてネガティブな感情に自分自身が支配されていた時…
自ら世界へ発しているものも、相当ネガティブなものだったな、と今だから思える。
決して、
スピリチュアルにより過ぎてネガティブな現実を見つめないとか、無理矢理感情に蓋をして誤魔化すとか、全てを自分のせいにしなさい、ってことではなくって
ネガティブな感情をどう処理するか、
また、ネガティブな現実を受け止めた時にいかに自分をハブにして愛や光に変えて発信できるか、ってことなのかな。
しっくりこない部分もあるけど、また数年後に読んだら違う発見があるのかも。
でもこの本に書いてある
「ありがとう」
「ごめんなさい」
「許してください」
「愛しています」
を気が済むまで心の中で唱えるだけでも、自分の内側が浄化されていくのがわかるし
感情をうまく処理できるようになった。
江本勝さんの著書、『水が伝える愛のかたち』にも、
ありがとうや愛という言葉で水の結晶が変わるというお話が写真つきであったけど
自分自身にどんな言葉をかけてあげるか、
感情とどう向き合うかというのは、
人間が認識している以上に自分や他人、世界に影響を与えているんだろう。
大切なのは今この瞬間を未来に向かって生きているということで
過去のことに長くとらわれてネガティブな思いにエネルギーを使うんじゃなくって
『どうするか』
未来を見つめていくことだと思う。
この瞬間にも、私の一秒前の文章はすでに「過去」になっていて、瞬間瞬間が過去として流れていく。
「過去」にしがみつくことが引き起こしているのが今なお地球上で繰り広げられる戦争であるし、元をたどればすべてはわたしたちの心の在り方に起因しているもの。
ネガティブな事柄はその瞬間ごとにうまく流して、感情や自分自身までもが囚われないこと。それが世界平和への第一歩なのかな、と思った。
そして、自分で分からない時は悩まず天に任せてみる。手放してみる。そんなゆる〜っとしたニュートラルな状態でいることも大切なこと。
なんだかフッと力が抜けた気がする。
ありがとう★(*^_^*)